こんにちは、じょぶでございます。
先日少し前から、大型地震の前触れのような現象が続いておりましたが、やはり震度6強の地震が起こってしまいました。
しかもまた東北、これも東日本大震災の余震の一つなのでしょうか。
首都直下型地震も何年も前から「いつ起こってもおかしくない」と専門家の方が警鐘を鳴らしております。
10年前にあれだけの災害が起きたにも関わらず、容赦なく地震が起こり続けている我が国ですが、一個人としてどのような備えができるか考えてみました。
ただし前提として、私はキャンプ好きの医療従事者(看護師)ですので、考え方に偏りがあるかと思いますので、ご了承いただければと思います。
東日本大震災について
災害大国である日本に住んでいる以上、ほとんどの方が地震や台風など、いわゆる災害を経験している方がほとんどだと思います。
私の場合、「災害」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは2011年3月11日に起った東日本大震災です。
初めて体験した大きな地震だったというのもありましたが、当時高校を卒業し4月から大学生になるという節目の年でしたので、私の記憶に色濃く残った出来事でした。
当時困ったこと
幸い停電や断水は起こらなかったのでライフラインは確保されておりましたが、コンビニやスーパーの食料はほどんど買い占められており食べ物は困りました。
幸い外食産業は機能しておりましたので、近所のCoCo壱カレーを買った記憶があります(笑)今思うと店員さん不安だっただろうな…。
あとは移動面でのマヒがありました。
信号トラブルもあり、車は大渋滞。母が普段なら1時間の道のりも5時間以上かかったと言っていました。
渋滞はすぐに解消されましたが、翌日にはガソリンスタンドに長蛇の列。
自家用車は燃費おばけのプリウスで助かりました。
キャンプは防災に繋がるのか
さて、本題です。
私はどうしても欲しいキャンプ道具があったら「防災にもなるし!」という決め文句を使って妻を交渉するようにしています。
わりと効果があって渋々ですが許可をもらえることが多いです(笑)
実際のところ、キャンプ道具がどれほど災害時に役立つのでしょうか。
検証して見たいと思います。
キャンプの「最低限」と災害の「最低限」は異なる
当たり前のことですが、
キャンプ道具が一式あるから大丈夫だ!と考えるのは間違いです。
目的が違いますからね。
キャンプ道具の目的は何もないところで過ごすこと。
ある意味万能に聞こえますが、何もないようでキャンプ場にはインフラが色々揃っているんですよね。
トイレ、炊事場(水)、管理人、場所によっては電気のコンセントがあるところもあります。
また、忘れ物をしても近くに売店やコンビニがあるところもありますよね。
災害時は違います。
寝泊まりする場所はありますが、電気、ガス、水道、売店が使えなくなってしまうことが問題なのです。
上等なテントを持っていてもインフラがダメでは意味がありません。
家が壊れてしまったら、テントが役立つかもしれませんが、そんな危険な状況でテントを持って逃げられるかという問題もあります。
災害時に役立ちそうなキャンプ道具
さて、それでは本当に災害時使えそうなキャンプ道具とは何でしょうか。
私見ですが列挙して見たいと思います。
①ランタン
普段生活している上で「明かりの重要性」を感じることはほどんどないと思います。
私が子供のころはたまーに停電がありましたが、今はほとんどありません。
キャンプをしていると分かるんですが、明かりのない夜って本当に暗いし心細いんです。
単純に暗いと何もできないってこともありますが、気持ちも暗くなってしまうのが怖いんですよね。
身体面だけでなく、精神面でも支えになる道具だと思います。
ランタンの中でも特におすすめがLEDランタンです。
燃料を使うものは密室で使うと有害な気体が発生することがあります。
常に満タン充電を心がけるか、電池駆動のものであれば停電時も安心です。
②ポータブル電源
スマホで多くのことが代用できてしまう現在ですが、逆にいうとスマホの電源が落ちてしまったら終わりです。
電化製品が使えなくなる恐ろしさは何事にも変えられません。
大型のモバイルバッテリーでもいいですが、少々お高くなりますが、ベストはポータブル電源です。
家の電化製品がほとんど使用できるため、寒ければ電気毛布だって使えます。
あまり電力消費の大きなものは容量の問題で使えませんが、いざとなれば使えるという精神的な安心感があります。
③カセットコンロ、カセットボンベ
三つめはカセットコンロです。
昔は鍋などに使うため一家に一台あったように思いますが、ポータブルのIHコンロが増えてきているので持っていない家庭も多いのではないでしょうか。
ガスや電気が止まってしまった時に、携帯用のガス缶(CB缶など)が使用できるものがあれば、冷蔵庫の中身を調理して、普段に近い食事が取れるかもしれません。
また、CB缶はコンビニでも買えますし、安いところでは一本100円以下で購入できます。持っていて損はないかと思います。
キャンプ道具では代用できない災害時の備え
上記のように、キャンプと防災は切り離して考えるべきです。
キャンプ道具には入らない備えや心得を列挙してみようと思います。
- 3日分の食料や水
- ラップ(食器を汚さないで済む)
- 大型のゴミ袋(ゴミをまとめるだけじゃなく保温やトイレに被せて断水対策)
- 持病がある方は1週間分ぐらいの薬
- 子供がいる家庭はオムツや着替えなど。
- お風呂の水は捨てずに、次のお風呂まで取っておく。
多分こんなもんじゃないでしょうが、詳しくは他の方にお任せしたいと思います。
まとめ
- キャンプをしている人もしてない人も、災害時に何が足りないか確認する必要がある。
- キャンプ道具には災害時に役立つものが多いが、慢心してはいけない
- 本当に必要なものは各家庭により異なる。シュミレーションが大事
- 身体面や物理的な対策だけでなく、精神面、こころの安息も忘れない。
以上です。
私は大きな被災は体験したことがありません。
そのぶん様々な経験談や悲しいニュースを調べています。
みなさんも人ごとと思わず、後悔のない備えをしてほしいと思います。
最後になりますが、改めまして、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞い申し上げます。
この辛い経験を過去のことにせず、後世まで伝えていきたいと思います。