こんにちは、じょぶでございます。
汗ばむ陽気が増えてきましたね、洗濯物も増える季節になってきました。
今日は洗濯に関する話題です。
私は古着で格安になったアウトドアブランドの服を買うことが多いのですが、このご時世ですし、買ってすぐ洗いたいですよね。
そこで問題になるのが洗濯のやり方。
アウトドアの衣服には柔軟剤は使うべきでない、もしくはアウトドアウェア専用の使うべきという話を聞いたことありませんか?
今日はその辺りを色々調べて見たのでまとめておきたいと思います。
一番いいのは専用洗剤
アウトドアウェアにはメンテナンスや洗濯のときに推奨されている洗剤というものがあります。
ウェアの寿命が伸びる(というか劣化させにくい)成分で構成されていたり、撥水性を復活させる成分が入っていたりします。
アウトドアウェアって高いので、長く着れた方がお得ですよね。
ですが、専用洗剤が高いというジレンマが存在します(笑)
このご時世ですし、着るたびに専用洗剤で洗っていたら洗剤代がバカになりません。
そもそも私の買う服はほとんど安価な古着ですので、洗剤代がいつのまにか本体の購入費用を上回る、なんてこともありえます(笑)
私の場合、5万円程度で購入したゴアテックスのマウンテンパーカーだけは専用洗剤で洗濯しています。
普段は普通のオシャレ着洗剤や液体洗剤を使用しています。
そもそも柔軟剤とは
アウトドアウェアの洗濯で重要なのは、洗剤に余計なものが入っていないことが大切です。
余計なものとは、ズバリ柔軟剤です。
柔軟剤は主にヨーロッパなどの海外で、硬水によって洗濯した衣料がバリバリになってしまうのを防ぐために生まれたそうです。
現在では軟水を使用している日本でも一般的に使用されていますね。
衣料を柔らかくするだけでなく、いい香りがしたり、抗菌したりと色々な添加物が入っています。
これらが、アウトドアウェアにはマイナスに働くことがあるんですね。
柔軟剤不要な理由①透湿防水素材の効果が薄れる
一番問題になるのはこれかと思います。
透湿防水素材とは、先ほども話にありましたGore-Texをはじめとするハイテク素材です。
主に雨具などに使用されており、雨つぶは通さないけど蒸れにくいという特徴があります。
水滴よりもサイズが小さい水蒸気を逃すための細かい穴が空いている層(メンブレンと呼ばれます)があることが必要になるのですが、そういった細かい穴を柔軟剤の成分が塞いでしまうため、透湿性が損なわれてしまう恐れがあるのです。
柔軟剤不要な理由②吸水性が薄れる
こちらはアンダーウェアのお話です。
柔軟剤の仕組みにも関係があるのですが、衣服を柔らかくするために表面をコーティングしてしまうんです。
柔軟剤をすすぎの段階で投入するのはそのためですね。
コーティングされてしまうことで吸水性が悪くなり、本来の性能を発揮できないんですね。
実は普通のタオルにも同じ現象が起きているそうで、柔らかさと吸水性はトレードオフなんですね。
柔軟剤不要な理由③型崩れする
これはアウトドアウェアに限らず、オシャレ着全般に言えることかも知れません。
洋服に使われている素材が、柔軟剤を使うまでもなく柔らかい場合があります。
例えばフリース素材などですね。
その場合、柔軟剤で過剰に柔らかくなってしまい型崩れが起こりやすくなります。
例外
先日、毛足の長いフリースを購入したのですが、毛玉がひどくて随分メンテナンスに時間がかかりました。
後日記事にする予定です。
メンテナンスの仕上げとして、柔軟剤を使用して洗濯をしました。
柔軟剤を使用することで型崩れのリスクはありますが、長年凝り固まった毛玉をほぐしやすくしたり、メンテナンスの過程でできた静電気やロフトの間に溜まった埃を取りやすくする作用があります。
今までの話と矛盾する部分もありますが、明確な使用理由やデメリットを理解した上で使うぶんにはいいかと思います。
まとめ
- アウトドアウェア洗剤は余計なものが入っていないものを。
- 当たり前に使ってる柔軟剤、デメリットもある
- アウトドアウェアではメリットよりデメリットが上回る
- 使用の際は明確な理由を持って
以上になります。
参考になれば幸いです。