昨今、男性の育児参加が叫ばれている。
マンパワーが必要な新生児〜幼児期の育児において確実に夫婦の協力は必要であると感じる。
ただ、未だ日本では、男性の方が女性より収入面で有利であり、夫の収入で生活している家庭が多い。私の家庭もそうである。
実際に育休習得したことで気付いたことを記載する。
私のスペック
・男性
・8年目、29歳
・病棟勤務
・第一子は育休申請せず、第二子で初めて申請
期間
直属の師長に相談したところ、2週間の取得許可が出る。
職員課、看護部からは
「短いですねー」と言われる。
師長には書類も全て記入済の最終提出直前に
「ホントに2週間で良いのね?変更できないよ?」と言われる。
私が勤務する病棟は院内でも特別忙しいとされる部署である。そのため内情を知る直属の上司である師長は2週間と提示したことはまぁ納得できる。
しかし、ホントに2週間でいいの?という発言は自身の保身のために放たれた言葉に他ならず、あくまで師長が提示した期間ではなく、私が希望した期間が、異例の短さである2週間であったと上に報告するためであると透けて見えたため、非常に残念であった。
また、復帰後に勉強会やら委員会やら任されていることがあり、別の上司から宿題を出されてしまった。
休暇とでも思っているのだろうか?
周りの反応
SNSで公表したところ、同僚や元同僚からは
「うちの病院って育休申請通るんだねー」
と言った反応が多かった。
育休は男女問わず労働者に与えられた権利である。習得を拒否することは違法であるため安心して申請すべきだし、拒否された場合は労働基準監督署や弁護士への相談など、それ相応の対応が必要になる。
ただ、先述の通り、直属の上司の反応は冷ややかなものであったし、古い体制の病院であることは職員も重々認知していることが改めて浮き彫りになった。
子どもとの時間はかけがえのないものと気付く
当たり前の事だが、目先の仕事や家計に追われ、家庭を二の次、三の次にしてしまうことは珍しくないと思う。
今回、子どもの成長の早さを強く実感し、同時に自身の中で愛着形成されていることを感じた。
新生児期〜幼児期の息子たちの育児に関われたことは自分の人生において最も大切なことの一つになると思う。
体は休まらない
正直、仕事が休みになるので体はいくらか楽になると思っていた。
が、実際はクタクタになっている。
夜泣き、第一子の赤ちゃん返り、家事全般とやることは盛りだくさん。
睡眠時間が削られてしまうのが個人的にはしんどい。
お昼過ぎは妻か私のどちらかが活動限界を迎えて昼寝してしまうことが多い。
完全に平等にするのは難しいが、妻との役割分担は非常に大切である。
まとめ
愚痴っぽい部分も多いが、これが絶賛育休取得中の男性看護師のリアルな感想である。
個人的には育休を習得して本当によかった。
今回の2週間ではあまりに短すぎたため、再取得することを復帰後は早急に上司に報告するつもりだ。
たとえ収入が減ろうと、家計が多少苦しくなろうと、育休を取らない理由にはならないと思う。
あと一週間の育休、悔いの残らないよう走りきりたい。